コロナによる中古不動産市場への影響は?価格・売れ行きの推移

コロナによる中古不動産市場への影響は?価格・売れ行きの推移



2020年から続く新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの生活を大きく変えました。ただ実は、コロナ禍で中古不動産価格は大きく高騰しています。


この記事では、コロナ禍の不動産価格・売れ行きの推移を解説します。千葉県成田市の不動産売却のタイミングにお悩みの方は、売り時を検討するためにぜひ参考にしてください。

中古マンション価格と成約数の推移


(出典:公益財団法人東日本流通機構


上記グラフは、左が成約件数・新規売り出し数、右が成約平米単価・新規登録平米単価の推移を表したものです。コロナ禍で1度目の緊急事態宣言が発出された2020年4〜6月には、成約数が急落しましたが、その後、コロナ前と同様に推移しています。


一方、価格はコロナ禍になってから右肩上がりで推移。この3年間で、首都圏の中古マンション平均価格は1.3倍ほどに高騰しています。

千葉県の推移は?

(出典:公益財団法人東日本流通機構


上記グラフは、千葉県の中古マンションの成約件数と平米単価を表したものです。成約件数は、コロナ前の水準で維持しており、平米単価は大幅に高騰していることがわかります。


2019年4〜6月期の千葉県における中古マンションの平米単価は「27.53万円/㎡」でした。60㎡のマンションに換算すれば、およそ「1,650万円」です。一方で、2022年4〜6月期の平米単価は「34.76万円/㎡」。60㎡のマンションであれば、およそ「2,085万円」となるため、2019年と比較して400万円ほど高騰していることになります。

中古戸建価格と成約件数の推移


(出典:公益財団法人東日本流通機構


中古戸建ても、中古マンションと同様に、成約数はコロナ禍前に戻り、価格は大幅に高騰しています。直近の2022年4〜6月期の価格は、前年同月比10%以上の高騰です。


千葉県の推移は?

(出典:公益財団法人東日本流通機構


千葉県の中古戸建て価格は、首都圏平均以上の高騰を見せています。


2019年4〜6月期と2022年4〜6月期の平均成約価格を比較すると、1.3倍以上。2019年度初めは平均価格が1,800万円を下回っていたものの、2021年には平均価格が2,000万円を超え、そこからさらに高騰し、2022年4〜6月期の平均価格は「2,365万円」まで上がっています。

コロナ禍で中古不動産価格が高騰している4つの理由


コロナ禍で暴落してもおかしくなかった中古不動産価格。これほどまでに高騰している理由には、次の4つのことが挙げられます。

1.働き方・暮らし方の変化

コロナ禍になってから、次のような変化があった方も多いのではないでしょうか?


  • テレワークが増えて出勤する日が減った

  • 在宅時間が増えた

  • 家が手狭に感じるようになった


コロナによって、私たちの働き方・暮らし方は大きく変わりました。それに伴い、住まいを見直す方も増えたものと推測されます。


ここまで全国的に人の心理や動き、経済を変化させた事象は、過去に例をみません。「賃貸住宅から持ち家に」「持ち家を住み替える」このような需要が増えたことにより、不動産市場全体が活性化しました。


さらにコロナ禍では、千葉県の不動産を売却しようと考えている方にとってプラスとなる変化も見られます。それは、都内近郊エリアの不動産需要がとくに伸びているということ。その理由は、コロナ禍でテレワークが増えたこと、そして、必ずしも都市部に住む必要がないと考える方が増えたことにあると考えられます。


現に、コロナ禍における中古戸建て価格の高騰率は、首都圏平均より千葉県のほうが高くなっています。

2.続く低金利

不動産の購買意欲は「金利水準」の影響を大きく受けます。当然ながら、金利が低ければ低いほど購買意欲は高まるものです。


近年の住宅ローン金利は“史上最低”の水準を更新し続けています。さらにコロナ禍では、経済活動を活性化させるため、金融緩和の動きが加速しました。


例えば、2,000万円の住宅を購入する場合、金利が1%違うだけで月々の返済額の差は1万円ほどにもなります。

3.新築物件の高騰

近年、新築物件は、マンション、一戸建てともに大幅に高騰しています。これもコロナ禍による需要拡大が要因の1つですが、人材や建材、建設用地が不足していることも価格高騰に影響しています。


「新築が買えないなら中古に」と需要が移行していることで、中古不動産の価格も新築価格に引っ張られるように高騰しているのです。


4.在庫数の減少

コロナ禍で住宅の需要が上がる中、物件の売り出し数は減少しています。


不動産の価格は「需要」と「供給」のバランスで決まります。不動産を買いたい人が増え、売りたい人が売れば、価格は上がります。これが、市場の原理です。


コロナ禍で旺盛になった需要に供給が追いつかないことも、中古不動産価格が高騰している大きな要因の1つです。

まとめ

コロナ禍で、中古不動産の価格が高騰しています。特に、都内近郊エリアの需要が上がっている今は、千葉県成田市の不動産を売却する好機だといえるでしょう。


今回、解説した不動産価格の高騰要因の多くは、一過性のものです。金利が上がったり、在庫が増えたりすれば、今後、価格が下落する可能性もあります。売り手市場の今、不動産の売却を検討したいという方は、お気軽にハウスドゥ!成田山にご相談ください。


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